今回の塗装にはファレホを使いました。
昔買ったものの、試しで使っただけで実際に活用してはおらず、いつかちゃんと使おうとしてかなり時間が経ってしまいました。
以前試した時はファレホを薄めてエアブラシで使いましたが、今回はあらかじめエアブラシに適した濃度になっているモデルエアーを主に使っています。
結論。モデルエアー素晴らしいです。
ファレホを希釈して使った時は、薄め方が悪かったのかブツブツとした感じになってしまいました。
けどモデルエアーは調整済みなので、買ってきたのをそのまま使っても綺麗に塗装することが出来ました。また容器から一滴ずつ出すのも簡単なので、必要な分だけを使うことができます。
広告で「希釈済みなのですぐ使えます」みたいな宣伝文句を見たときは、正直それほどたいした特徴じゃないと思ってました。
しかし実際に使ってみたら、ファレホ同様、モデルエアーも水で洗うことが出来るんで
・モデルエアーを必要なだけエアブラシのカップに入れて吹く
・終わったら水いれてうがいして洗う
・次の色を入れて吹く
てな感じで連続して作業が出来て気持ちいいんです。
臭いがほとんどないので、うがいしてあまりを吹き出しても気にならないのも大きかったです。
まあ場合によってはファレホエアブラシクリーナーを少しいれたりもしたので、全く希釈しなかったかというと、そういうわけでもないんですが……
エアブラシクリーナーはその名の通り洗浄の溶剤ですが、塗料を薄める事にも使えます。界面活性剤が主な成分でプラスチックなどを溶かすことはないとか。これを混ぜることでエアブラシの動作がスムーズになるんだそうです。確かに洗浄後は心持ち動きが軽くなった気がしました。
以下参考になるかどうかはわかりませんが、今回使用したカラーです。
肌色はスキントーン71.076に少量のイタリアンレッド71085とホワイト71.001、それにグレイズメディウム70596という半透明にする溶剤を加えてたもので塗りました。これでラッカー系でのクリア塗装のような効果が出ることを期待しました。
髪はダークシーブルー71087を吹いたあと、ブラック71057を重ねました。
リボンはイタリアンレッド、制服白部分はホワイト、紺部分はダークグレイブルー71054、靴とカバンはブラック、UFOはシルバー71063です。
ファレホはレジンにも直接塗装出来るようで、あまりのランナーに吹き付けたところちゃんと塗れました。
ただ念のため卜部の塗装の際はファレホのホワイトプライマーを塗ってから塗装を行っています。
ちなみにファレホは乾燥するのはすぐなのですが、塗膜が硬くなるには1日程度かかるらしく、マスキング作業などは一日おいてからやったほうがいいそうです。
卜部の製作時はそんなに待っている時間はなかったので、乾燥したらマスキングしましたけれど、幸いなことに剥がれることはありませんでした。ただ会場から持って帰ってきたら梱包材とすれたのか前髪がちょっとだけ剥げてました。仕上がったらバーニッシュを吹いておくのがよさそうですね。
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